煌めきの瞬間
「うん。ガンバ同盟に入る!」
「よし! 俺たちガンバ!!」
「ガンバだね!!」
大地くんの勢いに負けないくらいわたしも叫んだ。
そうだよね。
つい甘えが出ちゃうわたしだけど、毎日を輝かせるにはまだ間に合う。
もしまた前を向く事を忘れたとしても、こうやって大地くんと声を合わせれば頑張れる気がする。
「大地くん」
「何?」
「ガンバ同盟に入ったからには言わなきゃいけない事があるの」
「えっ、何?」
一瞬目を大きくして驚いた表情を見せた大地くん。
わたしはその大地くんの目を真っ直ぐに見つめて口を開いた。