COLOR-秘密の色-

「…仲良いっていうか幼なじみだから、そうなのかも…!?」


「へぇ~そうなんだぁ。さっき友達が水無月くん見てカッコいいとか騒いでたんだよね!?」


「遊が!?カッコいい?嘘だぁ…アイツのどこが!!」


「まだ甘いねぇ杏は!!お子ちゃまだね!!」


「そういう莉音だって全然お子ちゃまですよっ!!」


「それもそうだね!!アハハ」


なんだか息ピッタリの莉音と大声を上げて大爆笑!


ふと…遊を見てしまった私
アイツがカッコいい!?

今だに莉音の友達の言葉が理解不能な私。




小さい時なんて私と柚のおままごとに泣いて入ってきてた遊がカッコいい!?


ぜっ…んぜん!カッコいいとか思えないんですけど…


ジーッと見ていた私に気づいた遊は…

私の顔を見るなり変顔をしてきた。

私はプッと吹き出しながら机の上に顔を埋めた。


笑いを必死にこらえながら…


遊が…ねぇ…



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