意地悪な悪魔とアタシ。
「ふーん。いこっかぁ、俊?」




俊はあたしの顔を見ずに休憩室を出て行こうとした。

恋花ちゃんと。

すれ違った後、俊に向かって言ってたんだ。










「美桜ってさぁ可愛い顔して男に笑顔振りまいて疲れたんじゃない。そういえば
さっき男に絡まれてたもんー・・・
イケメンだったし紙もらってたんだよぉ?嬉しそうだったしぃ、浮気でもされてるんじゃない?俊大丈夫・・・?」








恋花ちゃんは、あたしに聞こえるよう言ったんだろう。

・・・サイテー

笑顔なんてふりまいてないし・・・

泣きそう。


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