学校では教えてくれない"不倫学"
たしかに、ガマンするのがイヤなら、不倫はできません。
それはみんな、わかっているのです。

でも、いったいどこまでガマンすればいいのでしょう?


不倫の恋は、ガマンくらべの恋です。すくなくとも、そう思っている人が多いことでしょう。

あなたがどうがんばろうと、相手が妻or旦那と別れるまでけっして一緒になれないわけですから。
それまであなたはガマンして待つしかありません。

たしかにそれは、あなたにできる、たったひとつの、相手へのサポートかもしれません。
相手もそれをのぞんでいるので、「待っててほしい」と言ってくることでしょう。

ですが、そうやってあなたがガマンしつづけたからといって、必ずあなたの望みがかなえられるという保障は、どこにもありません。

むしろ、保障がないからこそ、いつまでも待たされてしまう・・・なんてことも実際にはたくさんあるのです。

子どもがもう少し大きくなったら
義務教育が終わったら
子どもの受験が終わったら
借金がなくなったら

などなど、ときにはそれがホントに離婚できない理由になるのかと聞きたくなるような言葉を、くり返しつづけられてしまうことだってあります。

かといって、あなたが離婚を早くせかしたところで、それが有効な手段にはなかなかなりません。むしろ「こっちもツライんだ」「必死になってやってるんだ」と言われてしまうのがオチでしょう。

それがホントかウソかはわかりませんが、とにかくその言葉を信じられないかぎり関係は破綻します。


これは、その人たちの愛が、ホンモノではなかったから起こることなのでしょうか?

そうではありません。その原因は、あなたがガマンしつづけたことにあるかもしれないのです。
< 33 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop