学校では教えてくれない"不倫学"
人は、結婚すると守りに入りがちです。

とくに、家庭というものが人にとって大事な、心のよりどころであるために、あきらかに崩壊しかかっている家庭であっても、愛がなくても、その維持を考えます。

もしあなたが、相手の今の家庭をこわすつもりなら、相手との新しい家庭のイメージを、相手に示さなければなりません。

しかし、特に女性にありがちなのですが、未来より今のキモチにとらわれて、相手をあせらせたりするだけに終始してしまうことがあります。

これでは逆効果です。

相手は、今の家庭に満足していないから不倫をしている、という「事実」を客観的に分析すれば、あなたがすべきことは決まってくるハズです。

料理をつくってくれない奥さんになり代わりあなたが手料理をふるまう・・・といったように、あなたは、相手の妻or旦那に足りない部分をおぎなう存在になってはいけません。

それでは、いつまでたっても、愛人のままです。ダメな相手の妻or旦那がいて、あなたが輝くのですから。

不倫でズルズルするのは、こういうケースです。
あなたも、そこで満足してしまってはいけません。

それでは、一生かかっても一緒にはなれません。
悪い奥さんがいてのいいオンナでは、一生、悪い奥さんが必要です。

相手の、今の家庭は関係なく、あなたがいい、必要だという風にならなければならないのです。
奥さんに張り合うのはムダな労力です。


そもそも、相手の妻or旦那には、相手との家庭をどうするかという発想ができるという、社会に認められた正当性があります。
しかも、それがあるので、精神的にも優位に立たれてしまうワケです。

その前では、いくら相手の両親や、まして赤の他人がとやかく言ったとしても聞かなくてもよくなります。
そこに正面切って戦いを挑むのは、竹ヤリで戦闘機に立ち向かうようなものです。

だから、あなたはボロボロなのです。

あなたは、はじめから不利な立場にいるのです。
いくら、相手があなたのことをホントに好きで、離したくなかったとしても、それでも相手の妻or旦那の方が有利です。

世の中では、愛という形のないものよりも、家族という形に見えるものの方が大事にされるからです。

そして、相手の妻or旦那は、その主導権をにぎっているのです。
< 64 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop