学校では教えてくれない"不倫学"
不倫の恋は、あきらかな劣勢からはじまり、それがそのままつづく恋愛です。

それは、あなたがいくら恋愛テクニックを駆使しても、一発逆転できないほどです。
だから、あなたの立場は愛人のままなのです。

なのに、自分のほうが相手の妻or旦那よりスゴイと錯覚してはいけません。あなたがいくらスゴくても、状況はまたちがうのです。


では、劣勢をくつがえすいい方法はないのか?

見習うべきは、「桶狭間の戦い」です。
織田信長が大国の今川義元を撃破し、信長を一躍、全国区にのしあげた戦いです。

不倫の恋をしているあなたはちょうど、2万人の軍勢で侵攻する今川軍に立ち向かう、2千人の信長軍なのです。

ハタから見ても、勝てるワケがありません。だからみんなが反対するのです。

しかも、真っ正面から突撃したら、あっという間に全滅です。

奥さんに張り合うのは、まさにそれです。なぜならあなたはまだ、家庭ではないからです。

あなたがご飯を用意しておいても、ほとんどがムダに終わります。
しかし、奥さんの元には、ご飯を食べに帰り、しかもそのまま眠りにつくことも、風呂に入ることもできるのです。

それでは、いくら料理がうまかろうが、勝ち目はありません。
あなたはただのオアシスであり、帰る場所ではないのです。


その状況で、圧倒的不利なあなたが勝つには、信長軍が採用したように、奇襲しかありません。

奇襲といっても、卑怯な手を使うということではありません。フツーではありえない手を使うことが奇襲です。

それは、相手にとってのいい妻or旦那にならない、ということです。

それは危険なカケです。

ですが、まともにやっていては勝てないから、奇襲というカケをするのです。信長軍もそうでした。油断につけこむのです。

相手の妻or旦那は、結婚してるという有利な事実に安心しきって、不倫をする=キモチが離れているという事実を軽く見がちです。

相手はまちがいなく、妻or旦那に満足していないのです。

それを利用しない手はないのです。
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