立花香織の秘密
「こんにちは! 華鈴、来たわよー!」
私は屋敷に入って、こう叫んだ。
すると、メイドのダリアがっやて来た。
「お久しぶりでございますね、香織様、大輝様。こちらえどうぞ」
言われたとうりついていくと、大きな扉が目の前に現れた。
「どうぞ、お入り下さい」
「どうも」
大輝がそう言った。
私達は大きな扉の向こうの、真っ暗な部屋に入った。

「香織! 久しぶりね! 会いたかったわ!」
「朝なのに、こんなに頑丈にカーテンしめたら、勿体ないわよ。華鈴」
私は元気よく声を掛けてきた華鈴に、こう答えた。
「えぇー! だって、明るいの苦手だもん!」
華鈴は頬をふくらませてそう言った。
「まぁ、いいわ。なんで、今日はこんな時間から呼び出したの?」
「俺も気になる」
私が言うと、大輝も疑問に思っているといった。
「えっ? 理由は……」
『理由は?』
声を揃えて聞いた。

「理由は二人に会いたかったからだよ!」


『はぁ〜〜?』


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