立花香織の秘密
ヴァンパイアの集いというのは簡単に言うと、パーティーみたいなもの。
少し違うのが、集会みたいなものが混ざっているということくらいで、他はいたって普通のパーティーだった。

いつもなら……。

でも、今日は違った。
華鈴が前にでて、“ヴァンパイア鬼(ヴァンパイアをかる人間)の動きについて話していた。
そして、話が中盤に差し掛かったとき、いきなり銃声が聞こえた。
「何があったのかしら?」
近くにいた大輝に話し掛けた。
「わかんない。けど、銃声が聞こえたってことは、ヴァンパイア鬼が攻めて来たんじゃないのか?」
そう言った大輝のカンは、当たっていた。
いきなり部屋の重い扉が開いたと思ったら、ヴァンパイア鬼が銃や剣を構えて入って来た。
「大輝の言ったとおりだったわね!」
「そうだなぁ。困るけど」
そんな無駄口をたたいていると、ヴァンパイア鬼が攻撃してきた。


しかし、その相手が私達の……

友達だった。

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