立花香織の秘密
校舎裏はとても静かで、結構暗い。
よく、ここで喧嘩している人を、見たことがある。
こんなところに連れてきて、私を殴る気かしら?
そんなことさせないけど……。
そんなことを考えていると、女子に話しかけられた。
「あんたさ、いくら幼馴染だからって、木野君にべたべたするのやめてくんないかなー? うっとうしいんだよ!!」
どなられた。
私に向かって、こいつはどなった。
うっとうしい!
うざい!




殺してやる!!!




私は殺人魔女だから……。
誰だって、殺せるよ?
大人も、子供も、女も、男も……。



私は、殺せる!!


「なぁ?聞いてんの?」
女が声を掛けてきた。
うるさい。


  殺す


もう決めた……。

もう決めてしまった……。


    この人達を
         殺す!!!


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