立花香織の秘密
「何か、用かな?」
煉が笑みを浮かべてきいてくる。
「僕も聞きたいことあるけど」
「じゃあ、私から順に言いましょう」
私は一拍おいて言った。
「あなた、ヴァンパイア?」
「お前、ヴァンパイアだろ?」
「君達、ヴァンパイア?」
みんな、見事に同じ質問。
『そう』
みんな、で答えた。
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