大好きだよ
それから
何回も
次郎と、会った。

しかし あたしには
男友達も いた。

男友達とも
会っていた。

次郎は 『なあ
愛ちゃん
俺苦しい』

あたしは
『何で?』
聞いた。

『会ってるでしょう?
男友達と
辛い やめてほしい』
あたしは
びっくりした。
次郎が そこまで
思い詰めていたなんて!

あたしは 言った。
『分かった
ごめんね
今日は 帰りたくないな』

甘えてみた。

『じゃ 一緒に
いようか?』

次郎は 言った。

『うん』
それから
あたしたちは
毎日会うように
なっていた。

そして つきあって
2か月たった。

『俺 愛ちゃんと
結婚したい』

『エッ 結婚って』

あたしは びっくりした。

『一緒にいたいから
愛ちゃんが好きだから』

『ありがとう
あたしも』

あたしは 本当に
この頃 結婚という
2文字に
憧れていた。

愛する人と 作る
2人だけの家庭

しかし 現実は
うまくいかなかった。
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