大好きだよ
居酒屋を なくした
孝行は
どんなに
辛かっただろう。

『でも 今は 立派に
店長やっているじゃん。
過去は 過去だよ』

あたしは 言った。

本当は 孝行が
好きな自分に
気がついていた。

抱き締めたい

側にいたい。

この人を 支えたい

あたしは 気がつくと
孝行を抱き締めていた。

好きに なってしまった。

でも 今日で
忘れなくちゃ。

あたしたちは
ねてしまった。
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