大好きだよ
『なんだよ それ』

次郎が 怒る。

悲しんでいたかも
しれない。

『ごめんね
あたし どうしても
その人と
一緒に いたい。
だから 別れるしか
ないの。』

あたしは
そう伝えた。

『俺の気持ちは
どうなるんだよ』

『でも もう
どうにもならない』

あたしは
泣きながら
言った。

『分かったよ。
いいすぎた。』

次郎は
帰っていった。

あたしは
苦しかった。

でも
次郎が 一番
苦しいだろう。

誰も きずつけない恋
愛なんてない。
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