はないちもんめ
「なんだ。やり方も分からんで釣りに行こうとしてたのか!?一回しか、やらねぇ~から見てろよ。ミチイトに天秤をつける。その後に2本針を付けイソメは短く付けるんだ。そんで、投げるんだ」
何だかんだと
言いながら
嬉しそうに
教えてくれる。
早紀のお父さんが
用意してくれた
仕掛けを力いっぱいに
海へと投げる。
シュッ!!
ジャボン!!
目の前に
落下してしまった。
「投げ方もしらねぇ~のか・・力でなげるんじゃねぇ・・・貸して見ろ」
私の持つ釣り竿を
早紀のお父さんに
渡すと
私より
お父さんのが
断然
背が小さいと言うのに
仕掛けが
綺麗な放物線を描き
飛んで行く。
「良いか。その場で待ってても魚は来やしねぇ。天秤で山を探し山を下った所に魚がいる。竿先が動くから動いたら竿を上げて合わせてやるんだ。口で言っても分りゃしねぇ。体で覚えろ」
いつも
無口な早紀のお父さんがこんなに話すのは
初めて見た。
私は早紀の
お父さんの言葉に
頷いた。
「はい!!」
恵が
早紀のお父さんの所へと足に
砂を付けながら来る。
「おじいちゃん、やらせて」
何だかんだと
言いながら
嬉しそうに
教えてくれる。
早紀のお父さんが
用意してくれた
仕掛けを力いっぱいに
海へと投げる。
シュッ!!
ジャボン!!
目の前に
落下してしまった。
「投げ方もしらねぇ~のか・・力でなげるんじゃねぇ・・・貸して見ろ」
私の持つ釣り竿を
早紀のお父さんに
渡すと
私より
お父さんのが
断然
背が小さいと言うのに
仕掛けが
綺麗な放物線を描き
飛んで行く。
「良いか。その場で待ってても魚は来やしねぇ。天秤で山を探し山を下った所に魚がいる。竿先が動くから動いたら竿を上げて合わせてやるんだ。口で言っても分りゃしねぇ。体で覚えろ」
いつも
無口な早紀のお父さんがこんなに話すのは
初めて見た。
私は早紀の
お父さんの言葉に
頷いた。
「はい!!」
恵が
早紀のお父さんの所へと足に
砂を付けながら来る。
「おじいちゃん、やらせて」