はないちもんめ
風が草花を
優しく揺らす。
辺りは優しい光に
包まれている。
しかし不思議な事に
風に揺れて
草と草を擦る様な
ザワワワと言う
音がしないし
暖かさも感じない。
ふと草原の遠くの方に
人影が見える。
目を細めて
誰なのかを確かめる。
その人影が
ゆっくりと
こちらに近づいてくる。
私も
その人影が気になり
1歩
1歩
歩み寄る。
どれだけ
歩いただろうか・・・
顔がぼやけてたが
確認は出来る。
まさかと思ったが
今日
亡くなったはずの
大家だった。
大家は
分厚い本を片手に
持ちながら
私に近づいてくる。
そして
私の目の前まで来ると
無表情のまま
私に
分厚い本を
私に渡してくる。
私も
何のためらいもなしに
渡されると
あの時と同じ様に
めくってもいないのに
ペラペラと捲れ
やはり
真ん中のページで
止まる。
私は無言のまま
めくられた
場所を見る。
0・・・・・
見ようとすると
本が凄まじい炎をあげ
燃え始める。
大家は
燃える本をみるなり
無表情から一変して
焦った様に
口を開き
必死に何かを
訴えようとするが
何を伝えたいのか
分からなかった・・・
優しく揺らす。
辺りは優しい光に
包まれている。
しかし不思議な事に
風に揺れて
草と草を擦る様な
ザワワワと言う
音がしないし
暖かさも感じない。
ふと草原の遠くの方に
人影が見える。
目を細めて
誰なのかを確かめる。
その人影が
ゆっくりと
こちらに近づいてくる。
私も
その人影が気になり
1歩
1歩
歩み寄る。
どれだけ
歩いただろうか・・・
顔がぼやけてたが
確認は出来る。
まさかと思ったが
今日
亡くなったはずの
大家だった。
大家は
分厚い本を片手に
持ちながら
私に近づいてくる。
そして
私の目の前まで来ると
無表情のまま
私に
分厚い本を
私に渡してくる。
私も
何のためらいもなしに
渡されると
あの時と同じ様に
めくってもいないのに
ペラペラと捲れ
やはり
真ん中のページで
止まる。
私は無言のまま
めくられた
場所を見る。
0・・・・・
見ようとすると
本が凄まじい炎をあげ
燃え始める。
大家は
燃える本をみるなり
無表情から一変して
焦った様に
口を開き
必死に何かを
訴えようとするが
何を伝えたいのか
分からなかった・・・