はないちもんめ
車まで戻り
妻と娘を呼びに行き
家の中に入り
娘を布団に寝かせた。
私と妻は
何も言わず適当に
用意された
テーブルと椅子に
腰を掛ける。
「お茶を貰えないか・・・」
不意に言う私・・
「ええ・・・」
やかんに火をかけ
妻は再び椅子に
腰をかける。
「ねぇ・・この家・・・おかしくない?」
眉を少しひそめながら
伝えてくる妻
「・・・ああ・・」
妻の言葉は確かだった。しかし
この不可思議な
現象の解決の糸口に
見当がつかない。
私は返事に困った
「・・ああって、あなた・・・あなたも私も確かに、恵ぐらいの年齢の男の子の半ズボンが見えたでしょ。そして鍵のかかっている家のドアを開け入って行ったのを見たでしょ!!」
ムキになり徐々に大きくなっていく妻の声。
気持ちを
落ち着かせようと
妻に言葉をかける
「確かに見たんだ。俺達は・・でも、何かの影が男の子の半ズボンに見えてしまい、それがドアを開けた様に見えた。例えば画用紙に丸を2つ書いて 2つの丸の下に棒を一本、引くだけで人の顔に見えてしまう。至って単純な事だよ。さっきの事も偶然が重なり俺も早紀も居ないものを居たと思い込んでしまったんだ」
妻と娘を呼びに行き
家の中に入り
娘を布団に寝かせた。
私と妻は
何も言わず適当に
用意された
テーブルと椅子に
腰を掛ける。
「お茶を貰えないか・・・」
不意に言う私・・
「ええ・・・」
やかんに火をかけ
妻は再び椅子に
腰をかける。
「ねぇ・・この家・・・おかしくない?」
眉を少しひそめながら
伝えてくる妻
「・・・ああ・・」
妻の言葉は確かだった。しかし
この不可思議な
現象の解決の糸口に
見当がつかない。
私は返事に困った
「・・ああって、あなた・・・あなたも私も確かに、恵ぐらいの年齢の男の子の半ズボンが見えたでしょ。そして鍵のかかっている家のドアを開け入って行ったのを見たでしょ!!」
ムキになり徐々に大きくなっていく妻の声。
気持ちを
落ち着かせようと
妻に言葉をかける
「確かに見たんだ。俺達は・・でも、何かの影が男の子の半ズボンに見えてしまい、それがドアを開けた様に見えた。例えば画用紙に丸を2つ書いて 2つの丸の下に棒を一本、引くだけで人の顔に見えてしまう。至って単純な事だよ。さっきの事も偶然が重なり俺も早紀も居ないものを居たと思い込んでしまったんだ」