はないちもんめ
インターホンの音が
ピンポーンと
家の中で
鳴っているのが分かる。
インターホンを
押したが
一向に人が出てくる
気配がない。
墓と蘇東坡が
昼間でも
薄気味悪いと言うのに
一層
薄気味悪く見える・・。中には墓の前に
長く
放置されているのだろうか?
土汚れの付いている
ドレスを着た
フランス人形が
奉られている。
幼くして
亡くなったのだろうか?
気味が悪くて
仕方なくなった私は
もう一度
インターホンを
鳴らす。
やはり
家から人が
出てくる気配がない・・
時間も時間だし
明日
改めて出直そうと
玄関に
背を向けたと
同時に背後が
明るくなる。
玄関側に
振り向く私。
明かりを目にして
なんだか
救われた気持ちになる。
ガラガラ・・・
玄関が開かれると
60代ぐらいの
女性が
眠そうに
目を擦りながら
出てくる。
女性に
申し訳なさそうに
伝える。
「夜分、遅く誠に申し訳ありません・・住職さんの御自宅で良いですか?」
私の言葉に
眠そうな顔から
ハッとした表情になる。
「はい・・そうですが・・・ひょっとして・・何日か前に話したと言われた人じゃないかしら・・・」
ピンポーンと
家の中で
鳴っているのが分かる。
インターホンを
押したが
一向に人が出てくる
気配がない。
墓と蘇東坡が
昼間でも
薄気味悪いと言うのに
一層
薄気味悪く見える・・。中には墓の前に
長く
放置されているのだろうか?
土汚れの付いている
ドレスを着た
フランス人形が
奉られている。
幼くして
亡くなったのだろうか?
気味が悪くて
仕方なくなった私は
もう一度
インターホンを
鳴らす。
やはり
家から人が
出てくる気配がない・・
時間も時間だし
明日
改めて出直そうと
玄関に
背を向けたと
同時に背後が
明るくなる。
玄関側に
振り向く私。
明かりを目にして
なんだか
救われた気持ちになる。
ガラガラ・・・
玄関が開かれると
60代ぐらいの
女性が
眠そうに
目を擦りながら
出てくる。
女性に
申し訳なさそうに
伝える。
「夜分、遅く誠に申し訳ありません・・住職さんの御自宅で良いですか?」
私の言葉に
眠そうな顔から
ハッとした表情になる。
「はい・・そうですが・・・ひょっとして・・何日か前に話したと言われた人じゃないかしら・・・」