はないちもんめ
住職は
笑顔になりながら
穏やかに早紀に
伝える。
「お話は後ほどで宜しいですか?この子達とサヨさんとたろうさんのお母さんにお話を先にしたいのです」
早紀は
住職の言葉に従った・・
住職は
お父さん お母さんと
襖の染みで書かれた
部屋のドアを
ゆっくりと開く・・・
部屋に入るなり
しゃがみ
目に涙を浮かべながら
あちらこちらに
話し始める。
「そうか・・辛かったな・・」
「お船に乗ったのか・・」
「そんなに泣くな・・」
そして
話し終え
立ち上がると
住職は早紀の後に
丁寧に話し始める。
「今日、ここまで導いて頂きありがとうございます。私が来る間、早紀さんや恵ちゃんや旦那さんを守っていたのですね」
私や恵や夫を
守っていた?
一体
誰なのだろう?
早紀は
頭の中の記憶を
辿ったが
誰なのか
分からなかった・・・。
住職は
早紀の後から
突然
自分の背後に
目を向けた。
「探していました。あなたがサヨさんとたろうさんのお母さんですな。なぜ、この子達を、この地に縛り付けておくのですかな?この子達だけに止まらず川田さん一家に、罪を働くのは何故ですかな?」
笑顔になりながら
穏やかに早紀に
伝える。
「お話は後ほどで宜しいですか?この子達とサヨさんとたろうさんのお母さんにお話を先にしたいのです」
早紀は
住職の言葉に従った・・
住職は
お父さん お母さんと
襖の染みで書かれた
部屋のドアを
ゆっくりと開く・・・
部屋に入るなり
しゃがみ
目に涙を浮かべながら
あちらこちらに
話し始める。
「そうか・・辛かったな・・」
「お船に乗ったのか・・」
「そんなに泣くな・・」
そして
話し終え
立ち上がると
住職は早紀の後に
丁寧に話し始める。
「今日、ここまで導いて頂きありがとうございます。私が来る間、早紀さんや恵ちゃんや旦那さんを守っていたのですね」
私や恵や夫を
守っていた?
一体
誰なのだろう?
早紀は
頭の中の記憶を
辿ったが
誰なのか
分からなかった・・・。
住職は
早紀の後から
突然
自分の背後に
目を向けた。
「探していました。あなたがサヨさんとたろうさんのお母さんですな。なぜ、この子達を、この地に縛り付けておくのですかな?この子達だけに止まらず川田さん一家に、罪を働くのは何故ですかな?」