光がさす先には…
「おはようございます、唖依さん」
「あ、おはようございます♪」
「今日もお願いしますね^^」
「はい、こちらこそ(笑)」
「あっ、あーちゃん(笑)」
「ちょ、オーナーその呼び方は;;」
「いいじゃないか(笑)
俺ら歳が近いわけだしさ!!」
「もー。本当の歳を知ってる
からって酷いですーっ;;」
「本当はクビにしないかんのだけど..
人気だからね~あーちゃんは(笑)」
「だてにNo.1やってません(笑)
水商売なめちゃいけませんね(笑)」
そう言うと、オーナーは
「あはは(笑)」と笑いながら
店の中へと消えて行った。
そう私は年齢を偽り
キャバ嬢をやっている。
全て施設の人に任せたくなくて
この仕事を始めた。
ま、オーナーに間違えて
声かけられたのが
良かったのかな(笑)←
今になると何で
キャバ嬢になったから解らない
だけど、今は私の居場所となっている。
「唖依さーん!!指名入りましたっ!!」
「はーい。今行きます。」
今日もこうやって
終わるはずだったけど....