光がさす先には…



「おはようございます、唖依さん」

「あ、おはようございます♪」

「今日もお願いしますね^^」

「はい、こちらこそ(笑)」

「あっ、あーちゃん(笑)」

「ちょ、オーナーその呼び方は;;」

「いいじゃないか(笑)
俺ら歳が近いわけだしさ!!」

「もー。本当の歳を知ってる
からって酷いですーっ;;」

「本当はクビにしないかんのだけど..
人気だからね~あーちゃんは(笑)」


「だてにNo.1やってません(笑)
水商売なめちゃいけませんね(笑)」


そう言うと、オーナーは
「あはは(笑)」と笑いながら
店の中へと消えて行った。


そう私は年齢を偽り
キャバ嬢をやっている。
全て施設の人に任せたくなくて
この仕事を始めた。
ま、オーナーに間違えて
声かけられたのが
良かったのかな(笑)←
今になると何で
キャバ嬢になったから解らない
だけど、今は私の居場所となっている。



「唖依さーん!!指名入りましたっ!!」

「はーい。今行きます。」



今日もこうやって
終わるはずだったけど....







< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop