光がさす先には…
「今日もありがとうございました!!」

「いや、逆にいつもありがとう
気持ちが楽になったよ。
唖依ちゃんに話聞いて
もらうと楽になる。」

「そう言って頂けて嬉しいです
また来てくださいね?」

「あーまた来るよ。」

「ありがとうございました!!」

そう言って店の前でお客さんを送る。
お客さんを見送ったから
店に戻ろうとしたとき..

「お前..井上じゃねーか?」


こ、この声って....
嫌な予感しかしないんだがw


「....げ、要つかさ。」

「おー俺様を呼び捨てした上に
ご丁寧にフルネームまで(笑)」

「んで、なんですか?」

「なんですか?じゃねーだろが
お前、今なにしてんだ?」

「仕事ですが、何か?(笑)」

あーもうなんなのさっ!!!!
一番知られたくねー奴に見っかった
最悪すぎるでしょ←


「仕事って、水商売じゃねーかよ。」

「そうですが、いけませんか?」

「いけないもなにも未成年だろーがっ!!」


いきなり怒鳴られてしまった。
だんだんイライラしてきたから


「すみません、戻らないと
いけないんで、じゃあ」

この場に居たくなくて
店に戻ろうとしたら

ガシッ

「おい、まてよ。ちょっと来い。」

「ちょ、離してくれん?
中で客が待ってんのっ!!」

「うるせーんだよ。
黙ってついてこい」


要つかさにムリヤリつれていかれた私。
本当に強引すぎるわ
取りあえずオーナにはメールしたけど
兎に角、不安だよね....
てか、呼び出してきといてさ
沈黙はないんじゃない?


「あのー呼び出したくせに
沈黙続ける気ですか?」

「....すまん。」


えーっ、何この嵐の前の静けさみたいな
静かな感じ、調子狂ってくるわ。


「今日さ、お前たちとの
会話たまたま聞こえてさ
何かあんのかなーって思ったら
案の定こうゆうことしてるじゃんね?
だから、教師としてちょっと
気になって引き止めたんだ。
その..なんだ..えっと、すまん。」



これは、まさかの返事だった。
そうかー聞いちゃったか。
私の過去..先生にならいっていいのかな?
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