Garnet~ガーネット~
出会い
「今日からアルバイトで来てもらう川本桜良さんです。皆、色々教えてあげてね。」
バイト初日。
相変わらずの穏やかな笑顔で、岸田さんが私を店員さん全員に紹介してくれた。
岸田さんは34歳にはとても見えない、このお店の若い美人オーナーだ。
「川本桜良です。よろしくお願いします!」
元気よく挨拶をし、頭を下げる。
「美音ちゃんも先輩ね~。」
岸田さんが一人の女の子に向かって言った。
「やっとですよぉ~。でも私と同い年だよね。よろしく!!」
「私こそ!色々教えてね!」
この店は、今年4月に駅前にOPENしたばかりの新しいイタリアンレストランだ。
美音を含め数名以外はOPEN当初から働いているらしい。
「須賀くんとは3日違いくらいかしら?桜良ちゃんとほとんど同時期に入ってるの」
「そうですね。よろしくお願いします。」
一人の男の子がペコッと頭を下げた。
「よろしくお願いします。3日違いならほとんど同期ですね!他の人は皆オープニングだから、同期がいるとちょっとうれしいです!!」
桜良が少しはしゃいだ声で話しかけた。
「…あんまり関係ないと思うけどね」
須賀は「くだらない」とでも言いたげな顔つきで言った。
(なぁに~!?あの人、感じわる~!!)
「じゃあ後は西原くん、頼むわね。」と岸田が言った。
「はい、わかりました。」
西原と呼ばれた男の人はニコッと笑い、
「よろしくね、川本さん。」
と手を差し出した。
「あっ、はい、こちらこそよろしくお願いします。」
桜良は西原と握手を交わした。
西原は背が高くさわやかな印象を与える人で、『イケメン』って言葉はこの人の為にあるようだった。
桜良は週に5日は大学とバイトに費やした。
バイト仲間とも仲良くなり、毎日が楽しかったし、
忙しく過ごしていれば嫌なことも考えずに済む。
バイトが決まってから2週間。
涼吾からの連絡は…なかった。
バイト初日。
相変わらずの穏やかな笑顔で、岸田さんが私を店員さん全員に紹介してくれた。
岸田さんは34歳にはとても見えない、このお店の若い美人オーナーだ。
「川本桜良です。よろしくお願いします!」
元気よく挨拶をし、頭を下げる。
「美音ちゃんも先輩ね~。」
岸田さんが一人の女の子に向かって言った。
「やっとですよぉ~。でも私と同い年だよね。よろしく!!」
「私こそ!色々教えてね!」
この店は、今年4月に駅前にOPENしたばかりの新しいイタリアンレストランだ。
美音を含め数名以外はOPEN当初から働いているらしい。
「須賀くんとは3日違いくらいかしら?桜良ちゃんとほとんど同時期に入ってるの」
「そうですね。よろしくお願いします。」
一人の男の子がペコッと頭を下げた。
「よろしくお願いします。3日違いならほとんど同期ですね!他の人は皆オープニングだから、同期がいるとちょっとうれしいです!!」
桜良が少しはしゃいだ声で話しかけた。
「…あんまり関係ないと思うけどね」
須賀は「くだらない」とでも言いたげな顔つきで言った。
(なぁに~!?あの人、感じわる~!!)
「じゃあ後は西原くん、頼むわね。」と岸田が言った。
「はい、わかりました。」
西原と呼ばれた男の人はニコッと笑い、
「よろしくね、川本さん。」
と手を差し出した。
「あっ、はい、こちらこそよろしくお願いします。」
桜良は西原と握手を交わした。
西原は背が高くさわやかな印象を与える人で、『イケメン』って言葉はこの人の為にあるようだった。
桜良は週に5日は大学とバイトに費やした。
バイト仲間とも仲良くなり、毎日が楽しかったし、
忙しく過ごしていれば嫌なことも考えずに済む。
バイトが決まってから2週間。
涼吾からの連絡は…なかった。