たべちゃいたいほど、恋してる。




そんな龍之介を見た優衣の瞳にはじわじわと涙が溜まっていく。




(な、泣いたらだめだよ!痛いのは龍くんだもん…っ!)




龍之介から視線を逸らし前を向いて耐えようとするも、龍之介が怪我をしているという事実に優衣の涙腺は脆くなるばかり。



その時



ブブブブ…



突然、授業中のためマナーモードに設定していた携帯がポケットの中で震えた。




(誰だろう?)




不思議に思い首を傾げながらこっそり携帯を開けばメール受信の通知。

差出人は龍之介で。


その名前を確認するや、優衣は慌てて受信ボックスを開く。




【何泣きそうな顔してんだよ】




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