たべちゃいたいほど、恋してる。



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「……ちゃん、うーちゃん!!体育遅れるよ!?」




気づけば授業は終わっていて、優衣の目の前では夏希が訝しげに手を振っている。

どうやら無意識の間に更衣室まで移動していたらしい。

優衣は夏希を筆頭とする数人の女子に囲まれていた。




「はぇ?もう数学終わったの?次、体育??」




キョロキョロと辺りを見渡して状況を把握しようとする優衣。

そんな優衣に夏希は、腰に手をあて大げさな溜息を吐いた。




「授業中から上の空だと思ってたら…ほら!ぼーっとしてないでさっさと着替える!!」


「………あい」




早く用意しなさい、と額を叩かれた優衣は涙目になりながら体操服を取り出し腕を通す。


因みに下は長ジャージだ。




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