たべちゃいたいほど、恋してる。
そんな反応が可愛くて。
喉の奥で笑いながら優衣の頬を軽く摘む龍之介。
優衣が"いひゃいよ〜"と龍之介のことを睨んでいる(つもりになっている)が気にしない。
「どっか、行きてぇとこあるか?優衣の好きなとこ連れてってやる」
そう言いながら龍之介は摘んでいた手を離しその場所をゆっくりと撫でてやる。
その手に擦り寄るように頬を重ねる優衣は、眉間にしわをつくりながら思考を巡らせるよう唸り始めた。
大きな瞳をクリクリ動かし"うーん…"と小さく溢しながら首を傾げている優衣。
時折困ったようにぷくっと頬を膨らませている。