たべちゃいたいほど、恋してる。
「…でも、やっぱ龍くんはもっと大人っぽいほうが好き、なのかなぁ…」
一晩寝る間も惜しんで悩み決めたはずが、時間が経つにつれ再び揺らぎ始めた優衣の意志。
思い浮べる龍之介の隣が似合うのは、セクシーな露出の多い服を着た大人の女性で。
そんな格好で龍之介の隣を歩きたいと思う。
しかし、優衣にそんな服を着こなす自信などあるはずもない。
とにかく、今優衣の頭を占めているのは、龍之介の隣に立っても恥ずかしくない格好にしなくてはということだけだ。
だが、今更服を考え直すにはあまりに時間が足りなくて。
「あぅ〜…どうしたらいいのぉ…っ」