たべちゃいたいほど、恋してる。




一瞬何を言われたのかわからずきょとんとしていた優衣だが、指摘されたスカートにすっと視線を落とす。

そして漸く納得したようにぽんっと手を叩いた。




「あっあのね…スカート短くしたら、ちょっとは大人っぽく見えるかなって思ったんだけど…」




失敗しちゃったみたい、と続けようとした優衣だったがそれは叶わず。

優衣の言葉を遮るかのように再び視界を奪われた。


抱え直すように抱き締められた優衣の体。

今度は先程よりもずっと強く、強く。


苦しいとさえ感じるほどに。




「…馬鹿優衣。いんだよ、そんなことしなくて。お前はいつも通りで十分可愛いんだから」


「あ、あの…!」


「他の野郎にどう見られたっていいだろ?俺が可愛いと思ってんだから」




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