たべちゃいたいほど、恋してる。
「…なるほど、ね」
全てを聞き終わった後の小さな静寂の中に響く呟き。
ふぅ、と息を吐き百合はゆっくり天井を仰ぐ。
そして一言。
「やっぱ…あんたが謝んないと」
そう小さく、しかしはっきりと言い切った。
「っていうかまず彼女が自分を避け始めた時点で彼女に何かあったとか考えなかったわけ?始めっから疑うとかどういう神経してんの?話も聞かない、話させもしないってまず男として論外。有り得ない。心狭すぎ。虫以下。どっかの知らない男よりまず自分の彼女でしょ。その優先順位間違えるとか意味がわからない。私なら絶対龍みたいな男彼氏にしない。あんたはもうちょっと優衣ちゃんに感謝すべきなのよ」
そして繰り出された息をする暇さえ感じられないマシンガントーク。