また会う日まで
別離
「さて、そろそろ飯でも行くか?」
「うん。」
私達は再び車に乗り込み、レンタカーを返しに向かった。
そのまま近くのファミレスで夕飯を食べることになった。
「そういえば、恵那って今彼氏いるの?」
「いるように見える?
もう3年ぐらいいないよ。」
「そうなんだ。
じゃあ、俺ら寂しい者同士だな。」
「アハハ、そっか。」
“俺ら寂しい者同士”
ということは、優輝にも今彼女はいない。
ドキドキと胸が高鳴る。
ご飯を食べ終えた私達は、ビールやおつまみを買い込んで私の家へと向かった。