また会う日まで
「今日一日、お疲れ。」
「お疲れ様。」
缶ビールで乾杯をする。
「恵那の仕事って、休み決まってんの?」
「シフト制なんだけど、私はだいたい木曜日が休み。」
「木曜日か。」
今日はまだ月曜日。
休みまで3日もある。
「優輝さ、しばらくこっちに居るって言ってたけど、仕事は大丈夫なの?」
「あぁ、有給が結構あるし。」
「そうなんだ。」
「明日も恵那に会いに来ていいか?」
「うん、いいよ。」
また明日も優輝が会いに来てくれる。
その約束があるなら、明日の仕事も頑張れる気がした。
その日、優輝は22時を過ぎてからホテルへと帰っていった。