また会う日まで
翌日、優輝は遠く離れた場所へと引っ越してしまった。
私は何もやる気が起きず、すっかり抜け殻状態だった。
毎晩、優輝を想っては涙を流す。
食欲もわかず、痩せこけてしまった。
それでも時間は過ぎていき、高校生活がスタートした。
友達も出来たし新しい環境にも慣れたけど、いつも心にポッカリ穴が開いていた。
優輝が今何をしているのかが知りたくて、一日中メールを送ってしまう。
そんな私に、優輝はずっと付き合ってくれた。
優輝も新しい生活がスタートして私に高校での話をしてくれたけど、私はそれを聞くのが嫌だった。