また会う日まで
私の知らない優輝がどんどん増えていく恐怖感。
電話でもメールでも、段々優輝を困らせてしまうことが多くなっていた。
離れてしまっただけで、私には無理だったのかもしれない。
私が優輝を傷付けてしまう言葉を言っても、いつも優輝は優しかった。
今なら沢山愛されていたってことが十分わかるのに、あの頃の私はまだまだ子供だった。
結局、私から別れようと告げていた。
どうしてもっと頑張れなかったんだろう。
どうしてもっと信じることが出来なかったんだろう。
高校一年の夏の始まり、私達の3年間の交際に幕が下ろされた。