また会う日まで
相愛
口数も少なく、私達はそのまま家に帰ってきた。
さっきから、妙に胸がドキドキしている。
「飲み物用意するね。」
私は立ち上がりキッチンへと向かった。
グラスに氷を入れていると、優輝がいきなり後ろから私を抱きしめた。
「えっ、…優輝?」
「少しだけ、こうしててもいいか?」
「…うん。」
背中越しに伝わる優輝のぬくもりが懐かしい。
気付けば涙が溢れていた。
優輝と再会して、涙腺が緩くなってしまったのかな。
涙と一緒に気持ちまで溢れてしまいそうだ。