また会う日まで
「恵那ちゃん、休憩入っていいよ。」
「はい。」
時計を見ると、もうそんな時間になっていた。
私より2コ上の純子さんと交代で休憩に入る。
立ちっぱなしで疲れた足をマッサージしながら、パンにかぶりついた。
しばしの休憩が終わり、午後の仕事もやり終え上がりの時間になった。
「お疲れ様でした。」
挨拶をし、お店を出て家に向かおうとした時、
「あのっ…」
ふいに誰かが私を呼び止める。
振り返ってみると、そこには男の人が立っていた。
「えっ…!!」
その人を見た瞬間、私は驚きで目を見開いてしまった。