また会う日まで
「私…、優輝が来てくれて毎日楽しいんだよ?
出来ることなら、ずっと一緒に居たいって願ってたのに…。」
「恵那…、ごめん。
俺も毎日恵那に会えて嬉しいよ。
ずっとこうやって過ごせたらいいなって思うし。」
「それなら、会いに来てごめんなんて言わないで。」
ポロポロと涙をこぼしながら優輝を見た。
視界がぼやけて、優輝の顔がしっかり見えない。
私は自分から優輝の胸に泣き付いた。
そんな私を、優輝はもう一度抱きしめてくれた。
優しくて、温かくて、優輝に包まれている腕の中が心地いい。
心が穏やかになっていく。