また会う日まで
外はすっかり日が沈んで、室内には月明かりが差し込んでいる。
月明かりに照らされた優輝の顔が愛しくて、また涙が出そうになった。
優輝の瞳を見つめ、そして私は目を閉じる。
優しいキスが降り注ぎ、それだけで意識が遠のきそうだ。
優輝の細い指が、あたしの素肌をなぞる。
恥ずかしいような、くすぐったいような、そんな気持ちがした。
「恵那…。」
「優輝…。」
名前を呼び合うだけで嬉しくて、愛してるが溢れてしまいそう。
生まれたままの姿で、私達は深い愛を感じていた。
永遠にこの時間が続くように、と。