また会う日まで
スースーと聴こえる寝息。
横を見ると、優輝がスヤスヤ眠っていた。
再会して、初めて一緒に朝を迎える。
昨日のあの出来事が夢じゃないって、実感出来た。
優輝を起こさないようにそっとベッドから抜け出し、朝食の準備へと取り掛かる。
私は今日も仕事。
少しでも多く、優輝と過ごす時間を作りたい。
また今日も仕事が終わって会えるだろうか?
あれこれ考えていると、突然後ろから抱きしめられた。
「わっ!ビックリした。」
「恵那って呼んだのに、全然気付かないんだもん。」
「ちょっと考え事してた。」
「そっか。」