また会う日まで


朝食の準備も終わり、席に向かい合って座る。


「「いただきます。」」


手を合わせ、朝食を食べ始めた。


「優輝、今日どうするの?」

「一旦ホテルに戻って、恵那の仕事終わるの待ってるよ。」


優輝が待っていてくれると思うだけで笑顔になる。


だけど、その反面、優輝の仕事のことが気になった。


前に聞いた時は有休がだいぶ残ってるからって言っていたけど…。


それに、いつ向こうに帰ってしまうのか心配でもあった。


また想いが通じ合っただけに、それだけが心に引っ掛かる。


でも、口に出してそれを聞くのも怖い気がする。
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