また会う日まで
朝食を終え、準備をして一緒に家を出た。
「じゃあ、また夕方に。」
「うん、またね。」
お店の前まで一緒に来てくれて、優輝はホテルへと戻って行った。
私は名残惜しみながらも仕事へと気持ちを切り替える。
早く仕事が終わってほしい。
そればかり考えて一日が過ぎて行った。
上がりの時間になって、一目散に仕事を終える。
急いで着替えを済ませ、挨拶もそこそこにお店をあとにした。
なのに、いつも待っているところに優輝の姿がない。
辺りを見渡してみるけれど、やっぱり見つけることが出来ない。
何処に居るの?
不安になっていると、私のケータイが振動した。