また会う日まで
優輝の看病をしていたはずなのに、気付けば私も寝てしまっていた。
ソファーに座って寝ていた私に、毛布がかけられている。
「優輝?」
ベッドに視線を移すと、そこに優輝の姿はなかった。
代わりに、バスルームから水の流れる音が聞こえてくる。
少しすると、バスローブを着た優輝が出てきた。
「起こしちゃったか?」
「ううん。
それより、熱は?
もう大丈夫なの?」
「恵那が看病してくれたから、もう下がったよ。
すごい汗かいたからシャワー浴びてきた。」
「そっか。
熱が下がったなら良かった。」
「心配かけてごめんな。」