また会う日まで
優輝は眉尻を下げて、すまなそうな顔をした。
「お腹すいてない?
私、コンビニで何か買ってこようか?」
「じゃあ、一緒に行こうか。」
もうすっかり元気になったみたいで、優輝はしっかりした足取りで歩いていた。
ホテルのすぐ近くにあるコンビニで、私達は遅い夕飯を買い込む。
ホテルからコンビニまでの行き帰り、私達は手を繋いでいた。
今度こそこの手を離したくない、って私がそう思っていたこと、優輝は気付いていただろうか。
再び戻ったホテルの部屋で、私達は穏やかな時間を過ごしていた。
私の髪を撫でる優輝の手から、愛が伝わってくる。