また会う日まで


優輝があまりにもそう言うから、少しだけと決め行くことになった。


一旦、私の家に行き着替えを済ませ、いざ出発。


「デートって、何処に行くの?」

「初めてデートした場所って覚えてる?」

「覚えてるよ。
水族館でしょ?」

「そう。そこに行こう。」


すごく楽しそうに優輝は言うけど、その水族館は隣町にある。


そこまで行くっていうからビックリだった。


この前と同じように、レンタカーを借りて再び出発。


あの頃と違うのは、大人になった私達と車を運転するようになったこと。


優輝の運転で水族館まで、約一時間半の道のりがスタートした。
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