また会う日まで
警察署をあとにした私達3人は、優輝が泊まっていたホテルへと向かった。
優輝の荷物は、きちんとまとめられてあった。
「恵那ちゃん、私達明日には優輝を連れて帰るわ。」
「あの、私も一緒に行っても構いませんか?」
「仕事、大丈夫なの?」
「大丈夫です。」
大丈夫かなんて、わからない。
でも、優輝とまだ離れたくはなかった。
「私達は構わないわよ。」
「ありがとうございます。」
その日、私が帰宅したのは日付をまたいでからだった。
それから、小さめの旅行カバンに着替えを詰めていく。
一睡もすることなく朝を迎えた。