また会う日まで
それを一口だけ飲み、私は優輝が眠る布団の横に座る。
リビングから続く和室に優輝は寝かされていた。
おじさんとおばさんは慌ただしく葬儀の手配をし、ともちゃんもそれを手伝っている。
私はただ、優輝の側に居ることしか出来ない。
そのうちに、優輝の親戚の人達が続々と家に集まってきた。
私がここに居ていいのか戸惑っていると、恵那ちゃんが近付いて耳打ちをする。
「お兄ちゃんの部屋に行ってる?」
優輝の側を離れたくなかったけど、一先ず部屋に行くことになった。
2階の右手が優輝の部屋。