また会う日まで


それを一口だけ飲み、私は優輝が眠る布団の横に座る。


リビングから続く和室に優輝は寝かされていた。


おじさんとおばさんは慌ただしく葬儀の手配をし、ともちゃんもそれを手伝っている。


私はただ、優輝の側に居ることしか出来ない。


そのうちに、優輝の親戚の人達が続々と家に集まってきた。


私がここに居ていいのか戸惑っていると、恵那ちゃんが近付いて耳打ちをする。


「お兄ちゃんの部屋に行ってる?」


優輝の側を離れたくなかったけど、一先ず部屋に行くことになった。


2階の右手が優輝の部屋。
< 65 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop