また会う日まで


お通夜は6時からだけど、優輝の家は人の出入りが激しかった。


親戚の人はもちろん、高校、大学時代の友達も来ていた。


そんな様子を見ていると、優輝は友達に恵まれていたんだなって窺い知ることが出来た。


3時になり、いよいよ斎場へと向かう。


ともちゃんが運転する車に乗せてもらい、一緒に向かった。


斎場では、慌ただしくお通夜の準備が行われていた。


「恵那ちゃん、ゆっくり座っててね。」


おばさんは、私にそう声をかけるとパタパタと行ってしまった。


おじさんやともちゃんも色んな人に挨拶をしている。
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