*写真屋の恋*

勝手に心の師匠にして、一人でウキウキ。


でも、会ってみたくても、永瀬渡先生に会うことは、、ないんだろうなぁと思う。


朝の店を開ける作業の引き継ぎをされてないから、私が朝入ることは全くない。遅番専属なのだ。三年目だけど、一番したっぱだし。








---------

-------------









頭の中で、むさ苦しいヒゲ男が厳しい顔してカウンターに立っている。『永瀬渡で注文していたが、出来てるかね?』


「サイン欲しい…。」


あ、やっぱり私ミーハーかも知れない。


思わず出た独り言を、口を塞いで押し込め、今日も一人で作業作業ー。



< 10 / 190 >

この作品をシェア

pagetop