*写真屋の恋*
勝手に心の師匠にして、一人でウキウキ。
でも、会ってみたくても、永瀬渡先生に会うことは、、ないんだろうなぁと思う。
朝の店を開ける作業の引き継ぎをされてないから、私が朝入ることは全くない。遅番専属なのだ。三年目だけど、一番したっぱだし。
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頭の中で、むさ苦しいヒゲ男が厳しい顔してカウンターに立っている。『永瀬渡で注文していたが、出来てるかね?』
「サイン欲しい…。」
あ、やっぱり私ミーハーかも知れない。
思わず出た独り言を、口を塞いで押し込め、今日も一人で作業作業ー。