*写真屋の恋*


『んーつまり、君、出世したいの?』


『え!いや!そういうわけじゃ!ただ柏井さんにあたられるのが辛いだけで!』





いけしゃあしゃあと!


『ちょうどよかった。君にイイ話があってね。』



『え?』



『コレ、目を通してくれるかい?』









「……-そう言ってWATARUさんが一通の封筒を取り出して、猿渡君に渡したんです。」


「(コンコン、ガチャン)スイマセーン、今日の郵便でーす。」

「あ、はい。ありがとうございます。」


ニコニコしながら三好さんは郵便を受け取り、喋りながら作業を始める。

私もハサミとホッチキスを引き出しから出しながら、それでどうなったんですか?と話をせかした。



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