*写真屋の恋*
番外編&短編
番外編その1
*ある日の午後*
バタバタバタバタ…
バタンっ
「どういうことですか!!」
その日も静かなWATARUのオフィスに、血相を変えて入ってきたのは懐かしい顔。
「あ、猿渡さん?」
そこには紙コップでココアをすする三好が一人。
「WATARUさんは?!」
何かに怯えているようにキョロキョロ周りを見渡し、落ち着かない様子の猿渡を、何もかも見透かしたようにニッコリと微笑む三好。
「WATARUさんは柏井ちゃんと外に出てますよ?どうしたんですか?何か忘れ物?」
「どうしたもこうしたも…っ!俺あんなコト聞いてないよ…っ!!」
そんな微かに震える猿渡の後ろからヌッと黒い影が近付き、ガシッと猿渡を抱き寄せた。
「どこいったかと思ったぜ?俺のスイートモンキー?」
「ヒー…っ!」
「あ、先生。」
「おお、久しぶりだな向井。あ、今は三好か。」
そのダンディーな声の大男は三好にニカッと笑いかける。
「今回の人材は実に良い。こっちに仕事で用があったからチラッと寄ってみたんだが、アイツいないみたいだな。またWATARUに礼を言っといてくれ。」
「はい、分かりました。」
三好は悲壮な顔をした猿渡をスルーしてニッコリと男に笑いかける。
*ある日の午後*
バタバタバタバタ…
バタンっ
「どういうことですか!!」
その日も静かなWATARUのオフィスに、血相を変えて入ってきたのは懐かしい顔。
「あ、猿渡さん?」
そこには紙コップでココアをすする三好が一人。
「WATARUさんは?!」
何かに怯えているようにキョロキョロ周りを見渡し、落ち着かない様子の猿渡を、何もかも見透かしたようにニッコリと微笑む三好。
「WATARUさんは柏井ちゃんと外に出てますよ?どうしたんですか?何か忘れ物?」
「どうしたもこうしたも…っ!俺あんなコト聞いてないよ…っ!!」
そんな微かに震える猿渡の後ろからヌッと黒い影が近付き、ガシッと猿渡を抱き寄せた。
「どこいったかと思ったぜ?俺のスイートモンキー?」
「ヒー…っ!」
「あ、先生。」
「おお、久しぶりだな向井。あ、今は三好か。」
そのダンディーな声の大男は三好にニカッと笑いかける。
「今回の人材は実に良い。こっちに仕事で用があったからチラッと寄ってみたんだが、アイツいないみたいだな。またWATARUに礼を言っといてくれ。」
「はい、分かりました。」
三好は悲壮な顔をした猿渡をスルーしてニッコリと男に笑いかける。