*写真屋の恋*
「ゆな君て、すごいんだねぇ。いわれるまえから、良く分かってる。」
「……へ?」
「君の仕事って、そうゆうことだよ。」
君の仕事
そうゆうこと?
え…
何?
私この人の世話係でもしろってこと?
「…そんなの!そんなの嫌です!!私、私っ写真がやきたいんです。今日もそれをいおうと思って…。……私を、あの職場に帰して下さい!」
「………。」
「お願いします!」
思い切り頭を下げる。
本当は勝手に仕事変えさせられて、振り回されてるコッチに頭下げてもらいたいぐらいだけど、相手は10000人もの社員を動かす社長をも、逆にコロコロ動かせられる謎の人物だ。
とにかく、お願いするしか方法がない。
「君、それだけでいいの?」
「………え?」
「人の写真、焼いてるだけで満足なの?」
「……へ、」
…というのは、どういうこと?
「自分の写真で、食べていきたいとは思わないのかい?」