*写真屋の恋*



「所で、柏井さん、俺は歩きで帰れますけど、柏井さんは終電逃しちゃったんじゃないですか?」


「あぁ、大丈夫。いつもの事だから。」


「いつも?夜どおしてるんですか?」


「あー事務所にシャワーもソファーもあるからそこで。」


はぁ?!っという顔と共に峯村くんが立ち上がった。


「女の子なのに!」


ええっなんかめっちゃ怒ってるっ(汗)
あーやっぱりはしたないか、ソファーでジーンズのままグカァーッって寝てる女。
偉いさんと打ち合わせ以外、髪もそんなにセットせずに仕事始めちゃうし…。
でもしかないし!時間ないし寝たいし、はしたないとか気にしてられない!


「峯村くん…女の子にあんまり夢を持つのは、止めよう?」


「何の話ですか!あいかわずわけわかんないとこ変ですよね。そうじゃなくて女の子があんなところで一人で寝てたら危ないって事です。無防備って事です!」




「ほう。君は見かけに寄らず紳士だね。」

「そう言うWATARUさんは見かけに寄らずそうじゃないんですね。」



「大丈夫だよ。彼女が徹夜になる時はだいたい僕も一緒だし。そんなときは僕が守る。」


「ええ?一緒に寝てるんですかぁっ?すでにめちゃくちゃ危ないですね。」


「部屋は別だよ、まぁ僕は大概起きてて仕事してるけど。」


………









僕が守る。














……ぐっっ



不覚にもトキメいてしまったっ!


こここのジェントルマン気取りがぁ!!そうゆうことサラッというのやめて頼むからーっ!!



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