*写真屋の恋*
プシュッとビール缶を開け、グビグビ飲みながら、峯村君は上目使いでチラリと私をみた。
クリクリの柔らかい髪の間から探るようにタレ目を覗かせている。
な、な、なんだろう…?
とりあえず私も遠慮なくサワーをいただいた。
ふぅ、と息をついていきなり本題に入る峯村君。
「いつから好きなんです?」
「ぅえー!?いいいいいきなりそこから?!」
うわえあわわわわわわ!
「今日は柏井さんの口から全部吐いてもらいますからね。振り回されたお詫びも兼ねてです。」
うおおおおていうかそんなにはっきりバレてたの?!なんで?!もしやバレバレ?!周りにバレバレなのか私!!
顔が一気に赤くなるのが自分でもよくわかる。
「はいはいテンパってないで吐いちゃって下さいねー。」